Introducing React ReExt – Sencha Ext JS Components in React! LEARN MORE

Ext JS 7.5リリース

December 14, 2021 168 Views

このたび、Senchaチームは、Sencha Ext JS 7.5のリリースを発表しました。4つの新しいリッチグリッドをはじめ、皆様から多く要望を寄せられた双方のツールキットに対する品質改善を含む7.4リリースに続き、7.5には多くの品質改善、使いやすさの向上、ユーザーの皆さんから報告された問題への対応などが含まれます。この記事では、Ext JSバージョン7.5における改善点と品質上の修正点についてまとめます。

使いやすさの向上と強化

7.5リリースの一部として、Froala Editorの新バージョンとFont Awesomeパッケージの最新バージョン5.14.4にアップグレードしたほか、多段グループ化やグループの要約と合計、フィルターバーなど、バージョン7.4で導入されたグリッドの新機能のローカライズサポートを提供しています。

Froala Editorにトラック変更とマークダウンサポートが追加されました。

Font Awesomeアイコンのリスト。最新バージョンの5.14.4で追加された新しいアイコン含まれます。

フィルタバー、多段グループ化、合計などバージョン7.4で導入された新しいグリッド機能にヘブライ語のローカライズサポートを適用したところ。

品質向上

7.5リリースでは、お客様から報告された40を超えるチケットに対応する品質改善が含まれています。最も注目すべき改善点のいくつかは、以下の問題報告に対応したものです。

  • Modern gridの数値列に、renderer関数/メソッドがない。
  • innerPaddingを使用したときに、チャートのツールチップが正しくない場所からトリガーされる。
  • pullrefreshプラグインでは、バインドストアでloadイベントが発生しない。
  • gridfilterプラグインを使用したリモートフィルターがautoLoad: falseを無視する。これにより、
    7.5以降では、remoteFilter / remoteSortを設定している場合、ストアのautoLoadの設定を考慮する必要がある。 autoload: false / autoLoadが設定されていない場合で、filters / sortersが設定されていると、ストアは load() が最初に呼び出されるまでロードされません。ユーザーがストアを自動的にロードさせたい場合は、autoload:trueconfigを設定する必要があります。
  • Modern date pickerーが正しい日付を選択していない。
  • Modern comboboxでは、forceSelection: false、multiSelect: true、queryMode: ‘remote’の場合、複数のクエリーで問題が起きる。

詳細は、Ext JS 7.5の リリースノート をご覧ください。

Modernツールキット – フィルターされた列にグリッドフィルタースタイルを適用

バージョンサポート

Ext JS 7.5をサポートするSencha Upgrade AdvisorおよびSencha Bridges(ExtReact、ExtAngular、およびExtWebComponents)が提供されました。 サポートポータル にアクセスし、最新バージョンをダウンロードください。

今後の計画

Senchaツールはこのリリースに対応するべく、最新の7.5サポートを加えて提供される予定です(*)。

また、Ext JS 7.6の作業が本格化しています(*)。Senchaは、四半期ごとに定期的なリリースを実施するべく、順調に開発を進めており、新機能、品質改善、パフォーマンス、使いやすさの向上や改善の実施に取り組んでいます。 ぜひ、 こちらから ご意見をお寄せください。

* 紹介した機能は、GA版がリリースされるまでその提供をお約束するものではありません。

Ext JS 7.5をお試しください

Senchaチームは、すべての分野において開発者コミュニティの皆さんによりよいサービスを提供するべく取り組んでいます。ぜひ、最新のExt JS 7.5をお試しください。

アップデートについては、TwitterYoutube チャンネル (日本語はこちら:TwitterYoutubeチャンネル)をご覧ください。ぜひ、新バージョンでよりよいアプリの開発に取り組んでください。

7.5にアップグレードするには

無料の Ext JS Upgrade Adviserツール を用いれば、最新のExt JSバージョンに以降する際に必要となるコード修正箇所を容易に特定することができます。ぜひ、お試しください。